流域環境工学コース
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コース主任
松本 伸介
 教 授


メッセージ
矢印 農業という言葉から何を連想しますか?
   田畑・稲刈り・故郷・田舎・自然・夏休みなどという幼いころの心象風景を思う人もあれば、お米・野菜・牛などの食べものを連想する人もいるでしょう。また、前近代的・不便・過疎などのように、どちらかというと負のイメージを抱く人もいるかもしれません。
 
農村(市町村など行政単位としての村ではありません)は改めていうまでもなく、集落を中心とし、そこで農業・林業・畜産業などが行われている、ある広がりをもった地域です。
矢印 自然と人とのあるべき姿を追求する
   谷から流れ出る沢水を農地へ導き、耕作に必要な肥料や資材、キノコや山菜、木の実、猪などの食糧、ひいては土木・建築用資材までも近くの森から調達するという、いわゆる循環型・持続型の小社会が少し以前の農村にはありました。もちろん人は森から一方的に搾取するのではなく、それを続けられるように、森の手入れをしてきました。
 このように、人の営みと深く関わる森はかつて農用林と呼ばれていましたが、今日では「里山」といわれています。山という字が使われていますが、どちらかというと森や林といったイメージを描くとよいでしょう。里山は農村のシンボル、さらには農村そのものを表現する用語として使われることもあり、今後の地域社会のあり方や自然環境問題を考える際のキーワードとなっています。
 里山のほかにも「里海」や「里川」もあります。場所は違えど、いずれも人と自然との間にギブ・アンド・テイクの関係が成立する、いわゆる二次的自然のことをいいます。自然と人の営みとがうまく調和したよりよい社会を創るということは、この二次的自然を私たちの暮らしの近くに創出し、そして保全することに等しいとは思いませんか。街から遠く離れた所にだけ「里」があるのではありません。都市近郊の住宅地などにおいても「里」はあるのです。
矢印 流域環境工学コースで学ぶこと
   コース名「流域環境工学コース」にある「流域」は、川や水路や地下水など、水でつながる、ある広がりをもった場所のことであり、自然環境を考える際の基本単位となります。当コースでは、工学的知識のみならず自然・環境に関する知識の習得を目指します。キーワードは土と水と環境です。実験や実習などによって林地、農地、街の現状と問題点について知識を深め、卒業後は、豊かな自然と暮らし・産業とが共存する地域づくりに参画・貢献できる人材を育てることを目的としています。
矢印 未来を創る
   当コースは技術者養成のための教育プログラムです。コースカリキュラムや担当教員の教育研究内容を是非ご覧いただいて、これらが「里」の創出と保全にどのように関わっているかを確かめてください。

矢印 流域環境工学コースの”ウリ”はここ! 
   上に書き連ねたような考え方に基づいて流域環境工学コースの「カリキュラム」は構築されているのですが,実は,「教育プログラム」とは,それ以外に施設・設備や教員構成,支援体制,改善システムなどをも含んだ総合体を意味します。

 特に,第三者機関JABEEによって,所定のレベルを満たす教育プログラムであると認定された当コースでは,通常のカリキュラム以外でも,人間力が涵養できる機会を多く設けるよう心がけています。そのためには,当コースを担当する教員の力だけでは到底不十分で,たとえば,地域活性化に向けて汗を流している方々の中に入り込んで議論しともに活動したり,卒業生の体験談を聞いたり,時にはコース在学生にミニ講演をしてもらったりと,授業だけでは得られない刺激的な場を数多く準備しています。こうした場を学生自身に企画してもらうことも試みています。


 単位取得とは切り離して,自発的にこうした機会を活かしてください。思考力,行動力,コミュニケーション能力,ディスカッション能力,そして協調性や調整力なども身につくことでしょう。それにより,流域環境工学コースを卒業する時には,柔軟性・汎用性を備えた社会貢献できる人材であると自信をもって巣立っていくことができます。

 
皆さんの成長に向けて,私たちは全力でお手伝いをさせて頂きます。  
   
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